冷え性の原因&改善に効果のある食べ物・飲み物とは?

皆さんは「冷え性」の悩みを抱えていますか?個人差はありますが、冷え性に悩んでいる女性は半数以上といわれるほど、冷え性は特に女性に多い症状なんです。かく言う私も、末端冷え性に悩まされています。

冷え性とは、手や足の先、上腕部などが温まらずに、常に冷えているような状態のこと。ひどい場合、冷えだけでなく、腹痛や頭痛生理不順むくみ抑うつ状態などを伴うことも。

冬場に冷え性で悩まされる人もいれば、夏に冷え性の症状が現れる人もいるほど、私たちにとって大きな悩みの種となっています。

そこで今回は、「冷え性に効果のある食べ物や飲み物は?」、「冷え性はそもそもどういう原因で起こるものなのか」や「冷え性の改善方法はあるのか」といった、「冷え性」にまつわるお話を紹介していきます!

冷え性にお悩みの女性陣だけでなく、もちろん男性の皆さんも、最後までぜひご覧くださいね。

冷え性改善に効果のある食べ物・飲み物

冷え性改善に効果のある食べ物・飲み物

では、どのような食べ物や飲み物が冷え性改善に効果があるのでしょうか?冷え性でお悩みの方が摂取すべき食べ物や飲み物をご紹介していきます!

ビタミンCが多い食べ物

ビタミンCには、鉄分の吸収促進や毛細血管の機能保持の働きがあります。これらは冷え性に効果的。また、自律神経の1つである交感神経が活動する際にも、ビタミンCは必須になってきますので、ストレスが多いときにはビタミンCが多く含まれる食べ物を摂取しましょう。

ビタミンCを多く含む食品は、ブロッコリーやほうれん草、いちご、グレープフルーツなどがあります。ほうれん草とベーコンのソテーなどは、一度に冷え性改善の食品を摂取できますから、おすすめですよ。

ビタミンEが多い食べ物

ビタミンEには血行を促進し、ホルモン分泌を調節する働きがあります。また、老化防止といった効果もあるため、冷え性だけでなく、肩こりやアンチエイジングの効果も期待できますよ。

ビタミンEを多く含む食品には、ほうれん草やサツマイモ、かぼちゃ、ブリ、落花生、さけ、うなぎなどがあります。うなぎが旬の時期には、たくさんうな重を食べて冷え性対策をしてみてはいかがでしょうか。

たんぱく質が多い食べ物

たんぱく質は筋肉を作るのに必要な成分。中でも、必須アミノ酸と呼ばれる9種類のたんぱく質には、体温調節や自律神経の機能をコントロールする働きがあります。

冷え性で悩んでいる方は、絶対に摂取しておきたい成分といえるでしょう。良質なたんぱく質を多く含む食品には、豚肉や牛肉、卵、チーズ、納豆、カツオ、アジ、サツマイモなどがあります。毎週、納豆やお魚をメインとした朝ごはんを食べることができれば、冷え性対策は完璧ですよ。

おでん(その他鍋料理)

鍋料理の中でも、おでんはおすすめです。大根や卵といった冷え性に効果的な食材も入っていますし、汁物なので体が芯から温まります。また、鍋料理も全般的に体が温まるため、寒い時期にはおすすめ。鍋の定番である白菜は、実は体を冷やす食べ物ですが、温かいうちに食べれば問題ありません。冷めてしまう前に、美味しくいただきましょう。

チーズタッカルビ

豚肉や玉ねぎ、キムチ、そしてチーズといった冷え性改善に効果のある食品だらけなチーズタッカルビ。コチュジャンも入っており、ピリッとした辛さで発汗作用もあるため、芯から体が温まりますよ。今、チーズタッカルビを扱うお店も増えてきたので、冷え性の方は見かけたらぜひ食べてみてくださいね。

肉じゃが

にんじんや山芋、じゃがいも、牛肉は体を温めてくれる食べ物です。そんな体を温める食材をたっぷり使った肉じゃがは、冷え性改善にぴったりのレシピ。より効果を期待するのであれば、ねぎや生姜を入れてみてもいいかもしれません。

豚汁・けんちん汁

肉じゃがと同じ理由で、豚汁やけんちん汁もたくさんの食物を摂取できるため、冷え性に効果があります。れんこんやごぼう、さらには味噌も体を温める効果のある食品なので、しっかりと汁まで飲み干せば、体も芯から温まること間違いなしです。

ブリ大根

ブリも大根も体を温める食材。さらに、生姜や醤油も血行促進などの効果を期待できるため、冷え性にお悩みであれば食べることをおすすめします。また、サバの味噌煮など、お魚の煮物は冷え性改善に効きますから、ぜひ食べてみてください。

ココア

ポリフェノールの血管拡張作用によって、血行を促進してくれます。アイスココアではなくホットココアにすれば、体もじんわりと温まるので、冷え性の方には特におすすめできる飲み物ですよ。

日本酒

酵素は体の代謝を促進するため、製造段階で発酵して造られる日本酒には体を温める効果があります。皆さんの中には、日本酒を飲むとじんわりと体や頬が熱くなるような経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただし、日本酒はアルコール度数も高めですから、飲みすぎには注意してくださいね。

生姜湯・生姜入り卵スープ

生姜には、血行促進の効果があるジンゲロン、体を温めるショウガオールという成分が多く含まれています。そのため、生姜を加工して液体に混ぜて飲むのが一番効果的。特に生姜入り卵スープは、たんぱく質を摂れる卵も入っていますし、より冷えを改善することができますよ。

体を温めるだけでなく、風邪予防にも繋がるので、ぜひお試しください。

冷え性の原因とは?

冷え性の原因とは?

冷え性はそもそもどのような原因で起こるものなのでしょうか?冷え性の原因として考えられているのは、「生活習慣の乱れ」や「筋肉量不足」、「自律神経の乱れ」、「女性ホルモンの乱れ」など。

冷え性に悩む女性が多いのも、男性より筋肉量が少ないことや、月経や出産に伴うホルモンバランスの乱れが原因と考えられています。では、詳しく見ていきましょう。

生活習慣の乱れ

食生活の乱れや体内の水分不足、運動不足といった生活習慣の乱れは冷え性の原因となります。低血圧や過剰な悪玉コレステロールの摂取なども、体内の血液循環を悪くしますし、糖尿病も血行障害の原因に。適度な運動や食生活を整えるといった、生活習慣を見直す必要があります。

筋肉量不足

筋肉は血液を全身に送る働きをします。しかし、女性のように筋肉量が少なく動きが小さいと、血液を全身に送ることができず血行不良を招く原因に。

また、筋肉量が多ければ多いほど熱を生み出すので、少ない人は比較的体が冷えやすくなってしまうのです。ダイエットと称して運動をせずに食事制限だけをしていると、筋肉量が減少してしまうため注意が必要ですよ。

自律神経の乱れ

ストレスを感じると自律神経が乱れ、交感神経が優位に働き、体に緊張状態が訪れます。この状態が続くと、血管が滞ってしまうので、全身に熱が送られなくなってしまう原因に。

これは寒暖差の激しい場所を出入りしたときにも起こるため、暖房や冷房の効いた部屋と屋外を行き来していると陥りやすくなります。

女性ホルモンの乱れ

月経や出産、閉経によって女性ホルモンの分泌が乱れ、血行の悪化を促進することもあります。また、ストレスを感じたり、更年期になったりしても、同じように女性ホルモンが乱れやすくなるため、女性は特に冷え性に悩まされやすくなります。

冷え性は改善できる?

冷え性は改善できる?

このように、さまざまな原因によって引き起こされる冷え性。この悩ましい冷え性は、どのように改善することができるのでしょう。では、続いて冷え性を改善する方法をご紹介いたします。

筋肉量を増やす

筋肉量を増やせれば、必然的に冷え性を改善することができるようになります。そのためには、適度な運動をするのが効果的。特に、足は筋肉が集中している箇所なので、スクワット運動を行ったり、ストレッチで筋肉を動かしたりするようにしましょう。1日数十分歩くだけでも、習慣づけられれば、女性でも筋肉量はかなり増えます。

生活習慣を見直す

生活習慣を見直すことで、冷え性だけでなく生活習慣病の予防にも繋がります。運動をしないで食事制限だけでの無理なダイエットは禁物。しっかりと適度に運動をするようにしましょう。また、十分に睡眠を取るなどして、極力ストレスを溜めないように意識することも大切です。

さらに、タバコを吸っている方は要注意。血液の循環を悪くするため、冷え性で悩んでいる方はタバコも控えるようにしてくださいね。

ぬるめのお湯につかる

冷え性だからと熱めのお風呂に長時間つかるのは逆効果です。38~40℃くらいのややぬるめのお風呂にゆっくりつかるようにしましょう。

そうすることで、副交感神経が優位になるので、血行促進やリラックス効果も期待できます。また、入浴中にふくらはぎや足先のマッサージをするのも効果的。血液の循環を手助けできますから、より体がじんわりと温まりやすくなります。

血行を促進する食事の摂取

体を温める食べ物や飲み物は血行を促進する効果があります。そのため、冷えたものを摂取するのではなく、温かいもの、もしくは常温のものを意識的に摂るようにしましょう。

また、たんぱく質は筋肉作りに必要なもの。肉類や赤身の魚、乳製品などを多めに摂るようにすれば、体温の熱を上げることができます。

冷え性を改善してこの冬を乗り越えよう

冷え性を改善してこの冬を乗り越えよう

冷え性に関するコラム、いかがだったでしょうか?これからどんどん寒くなっていきますから、冷え性にお悩みの女性には特につらい時期。ですが、美味しいものを食べたり飲んだりするだけでも冷え性が改善されていくなんて、一石二鳥ですよね!

毎年冷え性でつらい思いをしていた方は、ぜひ今回の記事を参考にして、改善効果のあるものを意識的に食べたり飲んだりしてみてくださいね。

冷え性対策を今のうちから始めて、少しでも改善できるようにセルフケアを怠らないようにしていきましょう。